キャンプ用コンテナを選ぶとき、50Lと70Lのどっちにするか迷う人は多いでしょう。容量だけを見ると「大きい70Lのほうが安心」と思えますが、実際は入れすぎによる重さや車載のしにくさまで考える必要があります。
この記事では、50Lと70Lの違いを具体的なサイズ例で比べながら、荷物量・キャンプ人数・車への積みやすさ・持ち運びやすさから選び方を整理します。迷ったときにどちらを優先すべきかも、条件別にわかりやすく説明します。
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キャンプコンテナは50Lと70Lどっち?迷うなら50Lが扱いやすい

最初に結論をまとめると、初めてキャンプ用コンテナを買う人や、50Lと70Lで決めきれない人は50Lのほうが扱いやすいです。収納力と持ち運びやすさのバランスが取りやすく、荷物を詰め込みすぎて極端に重くなる失敗も抑えやすいためです。
ただし、ファミリーキャンプでかさばる道具が多い場合や、テント・シート類まで1箱にまとめたい場合は70Lが便利です。人数だけで決めるのではなく、「何を入れるか」「持ったまま何m移動するか」「車の荷室にどう積むか」で選ぶと失敗しにくくなります。
50Lは収納力と持ち運びやすさのバランスがよい
50Lクラスは、調理器具、食器、ランタン、ガス缶、焚き火小物など、細かいキャンプ道具をまとめる用途に向いています。キャンプ用品の収納コンテナでは定番に近い容量で、ソロからファミリーまで使い道を作りやすい大きさです。
たとえばリスのトランクカーゴ「TC-50S」は、公式仕様で容量50L、外寸約幅60×奥行39×高さ35.7cm、重量2.6kgです。公式の収納例でもキッチンツール類が挙げられており、道具をジャンルごとにまとめる箱として使いやすいことがわかります。
50Lなら70Lより横幅が短い製品も多く、車の荷室で向きを変えたり、別の荷物と組み合わせたりしやすいのも利点です。キャンプ場で中身を使い切った後も、箱そのものを動かしやすいサイズといえます。
70Lは大型ギアをまとめたい人に向いている
70Lの強みは、単に「20L多く入る」ことだけではありません。同じシリーズでも横幅が長くなる商品があり、50Lでは収まりにくい道具を収納できる可能性が高くなります。
トランクカーゴ「TC-70S」は容量70Lで、外寸約幅78×奥行39×高さ35.7cm、重量3.9kgです。内寸の幅は約68cmあり、公式でもテントやシートなど大型ギアの収納例が紹介されています。かさばる物をひとまとめにしたい人には、この横方向の余裕が大きなメリットです。
一方、箱自体が大きいぶん、中身をたくさん入れると一気に持ち上げにくくなります。車をサイトの横に付けられるオートキャンプでは使いやすいものの、駐車場からサイトまで距離がある場所では負担を感じやすくなります。
容量差は40%だが、使いやすさは単純に40%増えるわけではない
70Lは50Lの1.4倍の容量です。数字だけなら「70Lのほうが得」と見えますが、収納量が増えるほど総重量も増えやすく、底にある道具が取り出しにくくなることもあります。
逆に50Lを2個使えば合計100Lになり、「調理道具」「照明・焚き火道具」のように分けて収納できます。積み下ろしの回数は増えますが、1箱あたりの重さを抑えやすく、必要な箱だけサイトへ持っていける点は実用的です。
50Lと70Lのサイズ・重さ・価格を具体例で比較

同じ「50L」「70L」でも外寸や内寸はメーカーによって違います。そのため容量だけでなく、横幅・高さ・本体重量も確認することが大切です。ここでは比較しやすいように、同一シリーズのトランクカーゴTC-50SとTC-70Sを例にします。
| 比較項目 | 50L(TC-50S) | 70L(TC-70S) |
|---|---|---|
| 容量 | 50L | 70L |
| 外寸 | 約W600×D390×H357mm | 約W780×D390×H357mm |
| 内寸 | 約W504×D306×H293mm | 約W680×D305×H292mm |
| 本体重量 | 2.6kg | 3.9kg |
| 公式価格 | 5,980円(税込) | 7,480円(税込) |
| 向きやすい用途 | 小物・調理道具をまとめる | 大型・長めの道具をまとめる |
上記は2026年10月時点で確認できる公式情報です。価格や仕様は変更される可能性があるため、購入時はTC-50S公式ページ、TC-70S公式ページも確認してください。
70Lは横幅が約18cm長く、本体重量も約1.3kg増える
この比較では、奥行きと高さはほぼ同じですが、70Lは横幅が50Lより約18cm長くなっています。つまり、車載では「20L増える」という容量差よりも、横幅が18cm伸びることのほうが影響する場合があります。
荷室に横向きで置けるか、クーラーボックスやチェアを隣に置けるか、後部座席を倒さず積めるかなどは、車によって大きく変わります。購入前にコンテナの外寸をメジャーで荷室へ当ててみるだけでも、積載の失敗をかなり防げます。
見るべきなのは外寸だけでなく内寸
キャンプ道具が実際に入るかどうかを決めるのは内寸です。特に焚き火台、テーブル、ポールケース、折りたたみチェアなど長さのある道具を入れたい場合は、容量より内側の幅を優先して確認してください。
「70Lなのに目的の道具が入らない」ということもあります。これは容量が立方的な体積を表す数字で、長さを保証する数字ではないためです。反対に、50Lでも形状が合えば必要なギアがきれいに収まることがあります。
本体重量の差より、中身を入れた後の差が大きい
上の例では空の状態で1.3kg差ですが、70Lには50Lより多くの道具を入れられます。ペグ、ハンマー、鉄製クッカー、ガス缶など重い物をまとめれば、総重量の差はさらに広がります。
メーカー公式のサイズ診断でも、大型コンテナはギアをまとめやすい一方、入れすぎると重くて持ち運びにくくなると注意されています。収納力を使い切ることを前提にせず、「自分が無理なく持てる重さ」で止める考え方が必要です。
50Lがおすすめなのはこんな人

50Lは万人向けというより、「大きすぎる箱で失敗したくない人」に向いています。収納量を確保しながら、持ち運び・車載・自宅保管のしやすさを残したい場合に選びやすいサイズです。
ソロ・デュオ中心で道具を増やしすぎたくない人
ソロや2人のキャンプでは、人数だけを見れば70Lが不要とは言い切れません。しかし、テントやチェアを専用バッグで運び、コンテナにはキッチン用品やランタン、小物類を入れるなら50Lでまとめやすいケースが多いです。
箱が大きいと空きスペースを埋めるように道具を増やしてしまうこともあります。50Lに収まる範囲で装備を整理すれば、持って行く物を選びやすくなり、設営・撤収時に「あの道具はどこだったか」と探す手間も減らせます。
駐車場からサイトまで運ぶ可能性がある人
キャンプ場によっては車をサイト横まで入れられず、駐車場から荷物を運ぶ必要があります。この場合、70Lを満載にして1回で運ぶより、50Lを無理のない重さにして運ぶほうが扱いやすいことがあります。
キャリーカートを使う場合でも、コンテナが大きすぎると他の荷物を載せにくくなります。階段や段差があるキャンプ場では手持ちになる場面もあるため、移動距離が長い人ほど「持てるサイズ」を優先したほうが安心です。
車の荷室が広くない人
コンパクトカーや軽自動車では、容量の大きさより箱の横幅が問題になりやすいです。70Lを1個置いたことで荷室の並べ方が限定され、クーラーボックスやテントを積みにくくなることがあります。
50Lなら向きを変えやすく、同じシリーズの小型コンテナと組み合わせる自由度も高めです。荷室のデッドスペースを減らしたい人は、単純に大容量を選ぶのではなく、複数の箱をパズルのように配置できるかまで考えると使いやすくなります。
70Lがおすすめなのはこんな人

70Lは「たくさん入れたい人」だけでなく、「50Lでは長さが足りない道具を入れたい人」に向いています。大きな箱を置くスペースと、積み下ろしの負担を許容できるなら使い勝手は高くなります。
ファミリーキャンプでかさばる道具が多い人
家族分のシュラフ、ブランケット、マット類など、軽いけれど体積を取る物が増えると50Lでは足りなくなりやすくなります。こうした「大きいけれど比較的軽い物」は70Lとの相性がよい収納物です。
逆に、ペグやダッチオーブンなど重量物ばかりを70Lへ詰めると、持ち運びづらさが先に出ます。ファミリーキャンプだから自動的に70Lを選ぶのではなく、何が増えるのかを見るのが重要です。
テントやシート類まで箱にまとめたい人
テント本体やグランドシート、タープなどを専用袋ではなく大型コンテナへまとめる運用をしたい人には70Lが便利です。トランクカーゴ公式でも、50L・70Lの大型サイズはテントやシートなどの収納用途が紹介されています。
収納袋にきっちり戻す手間を減らせる一方、濡れたテントを長期間コンテナへ密閉したままにするのは避けたほうがよいでしょう。帰宅後は乾燥させてから収納し直すなど、保管方法は道具の素材に合わせる必要があります。
オートキャンプ中心で運搬距離が短い人
車をサイト横に停められるスタイルなら、70Lの弱点である持ち運びの負担を抑えられます。自宅の収納場所から車、車からサイトまでの移動が短い人は、大容量の利便性を活かしやすいでしょう。
サイトではフタを開けて共用道具の収納場所にしておけば、家族が必要な物を探しやすくなります。ただし、1箱に何でも混ぜると底の物が取りにくくなるため、仕切り板や小型ポーチを使って中を区切ると使いやすくなります。
人数より「何を入れるか」で選ぶほうが失敗しにくい

「ソロなら50L、ファミリーなら70L」と単純に分ける方法はわかりやすいものの、実際のキャンプ道具は人によって大きく違います。人数は目安として使い、最終判断は収納物の種類で決めるのがおすすめです。
重い物が多いなら大容量にしすぎない
ペグ、ハンマー、薪割り道具、鉄板、鋳鉄製クッカーなどは、体積のわりに重量があります。こうした道具を70Lへまとめると、容量に余裕があっても重さのほうが先に限界へ達します。
重量物は30Lや50Lへ分け、70Lには寝具やテント周辺のかさばる物を入れるなど、重さで役割分担すると扱いやすくなります。大容量コンテナは「全部を入れる箱」ではなく、「大きい物を入れる箱」と考えるほうが実用的です。
長尺物があるなら必要な内寸を先に測る
焚き火台、折りたたみテーブル、ラック、ポール類は、収納時の最長辺を測ってください。その数字よりコンテナの内寸が短ければ、容量に余裕があっても収納できません。
ここで注意したいのは、商品ページの外寸を見て判断しないことです。フタや側面の厚み、底部の形状によって内側は狭くなります。メーカーが内寸を公開している場合は、必ず内寸同士で比べましょう。
季節によって荷物が増える人は余裕を残す
春や秋のキャンプでは、毛布、防寒着、湯たんぽなど夏より荷物が増えやすくなります。夏の荷物を50Lへ隙間なく詰めている場合、寒い時期だけ70Lが必要になる可能性があります。
ただし、年に数回しか使わない大型コンテナを常備するより、50Lにソフトバッグを追加する方法もあります。自宅の収納スペースが限られるなら、最大荷物量ではなく「最も多く行く季節」を基準にするのも合理的です。
車載で選ぶなら50Lと70Lの外寸を先に確認する

キャンプコンテナは、自宅では便利でも車に積んだ瞬間に扱いにくくなることがあります。特に70Lは横幅が長いモデルが多いため、購入前に荷室での置き方まで想定しておくことが大切です。
荷室の幅だけでなく開口部も測る
車の荷室内に置ける寸法でも、バックドアの開口部が狭ければ斜めにしないと入らないことがあります。さらに荷室床の段差、タイヤハウスの張り出し、後部座席の角度によって使える幅は変わります。
測る場所は「荷室の最大幅」だけでは不十分です。実際にコンテナを通す開口部、床面の有効幅、上に荷物を積むなら高さも確認すると安心です。
70Lを1個より50Lを2個のほうが積みやすい場合もある
容量だけなら70Lが大きいですが、50Lを2個に分ければ合計100Lです。箱が分かれるぶん、荷室の左右や上下へ分散して配置しやすく、片方だけ取り出すこともできます。
その代わり、箱自体の重量や購入費用は増えます。荷物の総量が多いから70Lというより、荷室の形に合う単位で分けるという考え方が、車載では重要です。
50Lと70Lで迷ったときの決め方

最終的にどちらを選ぶか迷ったら、容量の大きさではなく「持ち運び」「収納物の長さ」「車載」の3点で順番に絞ると判断しやすくなります。
一人で満載状態を持てるか考える
まずは自分がその箱を運ぶ場面を想像します。自宅が2階、駐車場まで距離がある、キャンプ場で台車が使えないといった条件があるなら、50Lが無難です。
70Lを選ぶ場合でも、満載にせず余裕を残す運用なら負担を抑えられます。収納スペースを100%使う必要はありません。箱の大きさと入れる量を分けて考えることが大切です。
50Lに入らない「長い物」があるか確認する
次に、現在持っている道具の中で50Lクラスの内寸を超える物があるか確認します。これがあるなら70Lを選ぶ理由が明確になります。反対に、長さの問題がなく、単に荷物が少し多いだけなら50Lを2個に分けたほうが便利な場合があります。
メーカー公式の内寸情報のように、実寸を公開しているページはサイズ選びに役立ちます。候補商品ごとに「最長辺が何cm入るか」を比べると判断しやすくなります。
自宅での保管場所まで含めて決める
キャンプに行っていない期間は、コンテナを自宅で保管する時間のほうが長くなります。70Lは収納力が高い反面、クローゼットや玄関収納では存在感が大きくなります。
同シリーズを買い足す予定があるなら、スタッキングできるかも確認しておくと便利です。保管時の床面積を増やしたくない人は、積み重ねやすい形状や、使わないときに畳めるソフト・折りたたみタイプも候補になります。
ハード・ソフト・折りたたみでも使い勝手は変わる

50Lと70Lの容量だけでなく、コンテナの構造によっても扱いやすさは変わります。サイズが決まった後は、普段の使い方に合うタイプを選ぶと満足しやすくなります。
ハードコンテナは積載と保護を重視する人向け
樹脂製などのハードコンテナは形が崩れにくく、車へ積んだときに上へ別の荷物を重ねやすいのが利点です。フタが平らなモデルなら、キャンプ場で簡易テーブルのように使える商品もあります。
その反面、空になっても外寸は変わらないため、自宅や車内で場所を取ります。特に70Lは空の状態でも大きいため、オフシーズンの保管場所まで考えておく必要があります。
ソフトコンテナは軽さと収納性を重視する人向け
布や柔らかい素材のソフトコンテナは、本体が軽く、多少形の違う道具でも収めやすい傾向があります。使用後に折りたためる商品なら、自宅で場所を取りにくいのもメリットです。
ただし、積み重ねや衝撃への強さはハードタイプほど期待できない商品もあります。壊したくないランタンや精密な道具を入れるなら、内部にクッションを使うなど中身に合わせた工夫が必要です。
折りたたみコンテナは空箱を小さくしたい人向け
樹脂製の折りたたみタイプは、ハードタイプの形を保ちつつ、未使用時には薄くできるのが魅力です。家で道具を入れっぱなしにせず、キャンプのたびに荷造りする人に向いています。
一方で、可動部分があるため、耐荷重やフタの仕様は商品ごとに差があります。50Lか70Lかを決めた後も、「上に座りたい」「スタッキングしたい」「雨に濡れる場所へ置く」といった使い方に対応しているか確認してください。
キャンプコンテナ50L・70Lは用途で選ぶのが正解
キャンプコンテナの50Lと70Lで迷った場合、扱いやすさを重視するなら50L、大型ギアやかさばる物をまとめたいなら70Lが基本です。容量差は20Lですが、実際には横幅、本体重量、満載時の持ちやすさ、車載の自由度まで違ってきます。
特に迷っている段階なら50Lから始め、足りなくなったら同程度の箱を追加する方法が失敗しにくいです。一方、50Lの内寸では入らない道具が明確にあるなら、最初から70Lを選ぶ理由があります。
購入前には入れたい道具の最長辺を測り、候補商品の内寸と車の荷室寸法を確認してください。「何L入るか」より「自分の道具を無理なく運べるか」で決めると、キャンプで使いやすいコンテナを選びやすくなります。
\ロックフタ付きで安心の収納力が好評/



